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鹿児島市の避難指示は 0.6 %


鹿児島市は7月3日午前9時35分、市内全域に緊急の避難指示を出しました。対象は、27万5287世帯、59万4943人。これは気象庁が2日、3日と2回にわたり記者会見を開き、「特別警報の発表を待つことなく、早め早めの避難・行動をお願いします」と呼びかけたことを受けてのものと思われます。

しかし防災システム研究所の山村武彦氏は、ある程度地域を明確にした避難指示が望ましいとテレビ番組で語っていました。鹿児島市の

「かごしま i マップ」を見ると、洪水時の予想浸水深が3mを超えるような地域はかなり少ないようです。ガケが多く土砂災害危険地域はたくさんありますが、市内全域への避難指示は必ずしも適切とは言えない感じで、信頼性に欠けます。避難所より高台にあったり、マップで白地 (予想浸水深 0) のお宅では、あえて避難しない方がいいかもしれません。実際に避難した人は全体のわずか 0.6% ほどだったという報道もありました。

ハザードマップを活用して的確な避難勧告・指示を行うこと、それに合わせて避難所開設の体制を整備すること、などきめ細かな対応が必要ではないでしょうか。

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