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  -ABA 防災マニュアル 2023  p15 -

10.水道の地震対策

飲料水は、指定避難所やその付近の給水槽や給水所等を給水拠点として確保される計画です。

※自治会などで、井戸のある民家との災害時利用協定を結んでいるところもあります。確認しましょう。

①.飲料水の給水を受ける容器

飲料水は1人1日3ℓを目安に最低3日分、できれば7日分を目安に各家庭で備蓄しましょう。

しかし家庭内備蓄がなくなったら、給水拠点へ飲料水を受けに行くことになります。給水を受けられる様に、ポリタンクなど清潔でフタのできる容器で用意しましょう。 

タイヤ付きのものや、折りたたんでしまえるタイプの容器もあります。

②.断水対策のポイント

*風呂の残り湯を捨てないこと。(可能なら、湯を落としたら水を張っておく。)

生活用水は一人1日6リットルが目安で、防火対策にもなります。 

*水のいらない簡易トイレの準備。

水洗トイレの水は、機種によりますが1回8~4ℓ、平均6ℓ、1人1日4回として24ℓも必要で、なかなか備蓄で賄うことはできません。

*使用済ペットボトルに庭の散水用の水を備蓄するのもいい方法です。

* エコキュートなどの貯湯槽は、停電しても下部の非常用取水栓にホースをつなげば、中のお湯や水が使えます。ただし飲用はおすすめしません。 (やむをえなければ煮沸しましょう。)

<予想される断水被害>

首都直下地震で想定される被害想定 

 (中央防災会議発表)

◆被害者数  1,100万人 

 被害世帯数 340万軒

◆断水の復旧にかかる日数 

 (※日数は全ての断水地域が復旧する目安)

 各事業者による復旧目標 30日

 阪神・淡路大震災時の実績 42日

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