上尾市防災士協議会 (ABA)
◆ABA 防災マニュアル 概要版
Ⅰ-⑤ 非常用トイレなどの備蓄
①.非常用トイレ
*トイレは我慢できません。2016熊本地震では、3時間で4割、6時間で7割以上の避難者が用を足したくなったそうです。
*断水に備えて、非常用や携帯型のトイレを備蓄。1人1日5回として、3人・7日間分なら 5×3×7= 105枚。
小水は複数回使用でも70枚程度は必要。
*凝固剤だけでも買っておくと、下のようにごみ袋で非常用トイレができます。
*非常用トイレのアイデア
小水の場合は、自宅の便器に
① 45ℓのゴミ袋を1枚かぶせて固定し、
② その中にもう一枚のゴミ袋を、下に
小水がたまるようにして2重にし、
③ 凝固剤を小水後に振りかけて凝固。
④ 小水なら数回利用で、つど凝固。
⑤ 最後に消臭剤を加え、袋の中側1枚を
取って口を縛り、生ごみとして処理。
⑥ その後にまたゴミ袋を1枚仕込む。
大の場合は1回ごとに消臭剤・凝固剤を入れ、固まったら袋を2中にして口をきつく縛って保管。その後トイレにまたゴミ袋を1枚仕込みます。
なお袋1枚ではかなりニオイが漏れます。2枚でも市販の防臭性の高い非常用トイレでも、日にちがたつと臭うことがあります。
なお詳しくは、「チーム・トイレの自由」さんのホームページをご参照ください。
※ 車への備蓄
*ガソリン・軽油が3分の1または4分の1を切ったら給油し、空にならないようにする。
*ロープ・工 具 ノコギリ、ハンマーなど。
ジャッキなどを車のトランクに。
※ 履物の用意
*枕元に 厚手のスリッパ、靴などを置く。
*避難時の靴は底が底がしっかりしたものを。
-ABA 防災マニュアル 2024 概要版 p6
◎ トイレのほか、自宅避難にある
と便利 な備蓄品 12品目
(※ 「NPO法人 プラス・アーツ」 より)
②.LEDランタン 据置型、首掛け型も。
③.口腔ケア用ウェットティッシュ
歯みがきができず、口から菌が入って
肺炎になるケースがある。
④.からだふき ウェットタオル
大判でお風呂の代りに。
⑤.ポリラップ 食器に被せれば洗浄水
がいらない。応急の包帯代わりにも。
⑥.新聞紙 紙食器や骨折時の添え木代わ
り、暖房用など、多用途です。
⑦.ポリ袋
調理や水の運搬、手当時の感染防止
等、多用途です。サイズ、色を複数。
⑧.カセットコンロ・ボンベ
煮炊きに不可欠。年に数回は使って、
ボンベはローリングストック法で。
⑨.携帯ラジオ
手動充電型、スマホラジオ一体型も。
⑩.クーラーボックス
飲み物、食料の一時保存に。
⑪.非常食 ローリングストック/
⑫.飲料水 買い置き法で
※その他、あると便利な備蓄品
*予備電池、乾電池 スマホはほぼ全員が
持っていますが、予備のモバイルバッテ
リーの普及率はまだ 33.5% (2024.06)。
防災向きの機種を検討したい。
*10円硬貨 公衆電話用に切らさないように。
*メガネ 古くても予備に。
*コンタクトレンズの予備を。
*布粘着テープ 伝言やメモを書く紙の代わり
に、またガラスの破片を取るときも使える。
*油性ペン 濡れても消えない。
*ビニール袋 備蓄品を入れておくと、袋がほ
かにも使える。布粘着テープに内容を書く。
*笛 救出を求める合図に。
*紙 袋 飛散したガラスやゴミの片付に便利。