top of page
  -ABA 防災マニュアル 2021  p19 -

12.運転中に地震が

   起きたら

①.大地震が発生すると

高速道路などスピードの出ている時に大地震に遭遇すると、突然パンクしたときのようにクルマが激しく左右にゆれ、ハンドルをとられるような感じになります。

災害対策基本法により災害が発生した地域において、緊急通行車両以外の車両は通行が制限されたり禁止されます。これは救急車・消防車などの救急活動が円滑に行われるためです。

震度5以上の地震で首都高速の入口は閉鎖され、全線通行止めになります。安全確認のため緊急点検が実施され、緊急点検には3時間程度かかります。

②.運転中に被災したときの行動

急ハンドル、急ブレーキを避け、出来るだけ安全な方法で道路の左側に停止させる。

停止後は、ラジオで地震情報や交通情報を聞き、その情報や周囲の状況に応じて行動する。

◆道路上に車をおいて避難するときの注意点

道路の左側に寄せて駐車。

駐車はできるだけ道路外の場所にする。

エンジンキーを付けたままにする。 

ドアをロックしない。

貴重品は車内に残さない。

連絡先が分るようにメモなどを残しておく。

13. 外出中に地震が

   起きたら

*地下街 地下街は地震に強いが、パニックの発生しやすい環境。停電になった場合、壁づたいに歩けば必ず出口に行き着きます。

*映画館など 暗く閉塞的な場所で、パニックの  発生しやすい環境。シートに身を隠し、バッグなどを頭にのせましょう。

*スーパーなど 商品の落下や、転倒物に注意。買い物カゴをかぶり頭を守る。陳列棚や商品などが転倒・移動してくるので、頭や身体を  守りながら、柱の近くで身体を低くする。

*高層ビル 上層階では大揺れで振幅が2~3m になることもある。高層ビル内では重心を低くして、その場を動かない。窓ガラスが割れる怖れがあるので、窓際から遠ざかる。

*エレベータ 閉じ込め事故が多数発生することが予測されます。すべての階のボタンを押し、停止した階で直ちに降りましょう。

階の途中で停止すると降りられなくなるので、

すぐに非常ボタンは押さない。閉じこめられたら非常ボタンか非常電話で救助を求め、救援を待ちましょう。

*電車・バス 走行中の事故の発生も予測されます。急ブレーキ急ハンドルに備え、普段から手すりや吊革につかまるようにしましょう。

急いで非常口を開け、飛び出すのは危険です。

     

◆ ビルや地下街で大地震に遭った時の注意点

係員の誘導に従って行動してください。出口や階段に殺到しないこと。冷静に。

窓ガラスのそばには寄らない。

天井からの落下物、ガラスの破片、家具や陳列棚などの移動・転倒に注意する。

bottom of page