上尾市防災士協議会 (ABA)
2.ご家庭の地震対策 その2
夜間・防火・断水対策
③.夜間の地震対策
*すぐ取り出せる場所に、懐中電灯や明か
りになるものを用意する。
*枕元に避難用のスニーカーなどを用意。
*目の悪い方は眼鏡もそばに置く。
*寝ている場所に倒れて来るような家具や
物を置かない。
*照明器具の落下防止。
阪神・淡路大震災の死亡原因の2番目は火災で、死者のおよそ10%にあたります。
④.火災対策のポイント
*初期消火用に消化器やバケツを用意。
*風呂に残り湯 または水を張っておく。
*防煙マスクの用意。無い場合の緊急時に
はビニール袋をかぶるなど防煙対策を。
*火は髪にすぐ引火します。避難には帽子
や濡らした布で頭を覆う。
*コンセントまわりに花瓶を置かないな
ど、漏電による火災予防を。
*耐火金庫による資産保護。
★日本最高気温は関東大震災の
翌日未明の 46.3℃
1923年9月2日1時に当時竹橋にあった中央気象台で観測された日本最高気温です。関東大震災による猛火の影響で異常高温となったもので、公式記録からは外されてしまいました。
2024年能登半島地震の輪島朝市では消火活動ができず、阪神大震災では通電火災が多発。
ボヤのうちに鎮火できればいいのですが、地震火災はほんとうに恐ろしいですね。
-ABA 防災マニュアル 2023 p4-
⑤.断水対策のポイント
*風呂の残り湯を捨てない。 (可能なら、
湯を落としたら水を張る。)
生活用水は一人1日 6ℓ が目安です。お風呂
は4人家族の約5日分。大きなゆれでこぼれ
ても、空っぽにはならないでしょう。
*使用済ペットボトルに庭用の水を備蓄する
と、断水時に使える。
*飲料水の準備。1人1日3ℓ を。
*給水を受けるための容器の用意。
*簡易トイレの準備。
⑥ 避難通路確保
*窓際や出入口、非常口の周りに背の高い
家具を置かない。
*ガラス付き家具は、避難通路の側に置か
ない。
*2階からの避難用にロープや避難はしごを。
(シーツの端を結べばロープ代わりになり
ます)
⑦.安否確認のポイント
*携帯電話はなるべくフル充電状態にして
おく。
*補充用蓄電器や電池を用意する。
*前もって家族で集合場所を打合せておく。
使い方を 家族でテストしておく。
*家族の連絡先・血液型などを記載した避難
用カードを携帯する。
*遠くの親戚に伝言を依頼するなども考え
て、電話番号を共有しておく。