上尾市防災士協議会 (ABA)
3-③.非常用トイレ等
の備蓄品・避難用品
避難生活に備えて家庭内備蓄をしましょう!
上尾市 マンホールトイレ設置手順
(You Tube へ)
①.非常用トイレ
*トイレはとても重要。断水すると自宅のトイレも使えません。非常用や携帯型のトイレを備蓄しましょう。1人1日5回として、3人・7日間分なら 5×3×7= 105枚。
小水は複数回使用としても70枚程度は必要。
*凝固剤だけでも買っておくと、下記のようなごみ袋を使った非常用トイレが使いやすくなります。
*非常用トイレのアイデア
小水の場合は、自宅の便器に ① 45ℓほどのゴミ袋を1枚かぶせて固定し、② その上にもう一枚のゴミ袋を、下に小水がたまるように仕込むことで2重にし、③ 凝固剤があれば小水後に振りかけて凝固させます。④ 小水なら数回、その都度凝固させます。⑤ 最後に消臭剤を加え、袋の中側1枚を取って口を縛れば、生ごみとして処理できます。⑥ その後にまたゴミ袋を1枚仕込みます。
トイレットペーパーや新聞紙を詰める方法もあります。固まらないので始末は良くありませんが、他になければ仕方ありません。
大の場合は1回ごとに消臭剤も加えます。汚物の入った袋をさらに袋に入れて口をきつく縛ります。その後トイレにまたゴミ袋を1枚仕込みます。
なお袋1枚ではかなりニオイが漏れます。2枚でも長い日数では臭います。市販の防臭性の高い非常用トイレも、当初は臭わなくても、日にちがたつと臭うことがあります。
なお詳しくは、「チーム・トイレの自由」さんのホームページをご参照ください。
*大震災や洪水時に下水道機能が損傷すると、汚水が流れず、1階トイレやお風呂から汚水が溢れ出ることがあります。
これを避けるため、汚水マスの点検方法を
水害対策3. 浸水・逆流の防止方法 のページに掲載しました。
-ABA 防災マニュアル 2023 p8 -
②.ラジオ・ライト・電池の準備
*携帯ラジオを用意する(なるべく電池なしで聞ける機種)。手動充電型、懐中電灯・ラジオ一体型など。
*LEDランタン3台。
(リビング、キッチン、トイレ)
*ヘッドランプは両手が使えて便利。
*ケータイ用充電器を用意。
電池はいつも多めに買っておく。
③.衣類の準備
*備蓄する衣類・下着は、夏場は着替えを多く、冬場は防寒を考えて3日分程度を用意。
*野宿することも考え夏でもセーター、ジャンパーなどを用意する。
*帽子・スカーフ・三角巾・包帯など。バンダナはそれらの代わりに使えます。
*使い捨てカイロも用意する。テント、テントマット、寝袋もあると便利。
④.車への備蓄
*車に非常持出袋、高速道路から避難するためのロープを積んでおく。
*ガソリン、軽油が半分または3分の1を切ったら給油し、空にしないようにする。
*ジャッキなど、多少の工具は車のトランクに入っている。
⑤ その他、あると便利な備蓄品
*予備電池、乾電池 スマホのために今は
絶対の必需品だが、モバイルバッテリー
の普及率はまだ 33.5% (2024.06)。
防災向きの機種を検討したい。
*10円硬貨 公衆電話用に切らさないように。
*メガネ 古くても予備に。
*コンタクトレンズの予備を。
*布粘着テープ 伝言やメモを書く紙の代わり
に、またガラスの破片を取るときも使える。
*油性ペン 濡れても消えない。
*ビニール袋 備蓄品を入れておくと、袋がほ
かにも使える。布粘着テープに内容を書く。
*ガラスの散乱に備え、枕元に 厚手のスリッパ、
靴などを置く。
*避難時の靴 スニーカーや登山靴や安全靴な
ど、底がしっかりしたものを。
*ロープ 避難用、ビニールシートの吊り下げ、
瓦礫の引き起こしなど用途が広い。
*笛 救出を求める合図に。
*紙 袋 飛散したガラスやゴミの片付に便利。