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  -ABA 防災マニュアル 2023  p20 -

14.震災避難マニュアル

 いつ避難するか、避難のしかた

◆地震後は車両通行が制限されます

◆地震による火災は同時多発で、消防が対応しきれないおそれがあります。

​  水害時は「水害時の避難」へ。

①.避難のタイミング

地域全体が危険と判断された場合は避難指示・勧告が発令されますので、集団で避難してください。

ただし、火の手や煙が近くに見えたり、キナ臭いなど目前に危険が迫っているときは、個人の判断ですぐに避難しましょう。

<避難するとき>

市、警察、消防署などの避難指示や勧告があったとき  

火が燃え広がる危険が大きいと思われるとき

住居の倒壊の危険があるとき

状況から、自分で避難の必要があると判断したとき  

◆海が近く津波が警戒されている地域、土砂崩れ河川氾濫の危険性のある地域に住んでいる場合などは、 警報を待たず直ちに避難行動を起こして下さい。

②.家を空けて避難する時のポイント

電気のブレーカーを切り、 ガスの元栓を閉める。(漏電や通電火災、ガス漏れ火災防止)

丈夫な履き物、動きやすい服装に着替える。(夏でも防寒具を用意)

貴重品を家に残さない。(過去の震災でも避難宅を狙った空き巣被害が多発)

外出中の家族に連絡メモを残す。

非常持ち出し品以外に、むだな荷物は持たないように。

避難は徒歩で。事前避難の場合を除き、バイクや自動車は絶対に使用しない。

ペットは、ゲージに収容するなど必要な準備をして同行避難する 。(危険動物を除く) 

<正常性バイアスとは>

これまでの水害事例を見ると、 避難情報が出ても実際には避難しない人が多く、被害が拡大したケースがあります。 

ハザードマップなど情報を確認しているなら良いのですが、人間心理には「正常性バイアス」という働きがあります。

パニックに陥らないために大切な心理機能なのですが、「洪水は今まで起きていないし、起きても自分のところは大丈夫」「大地震が起きても自宅は安全なはず」「近所で避難している人はいない」などと危険を過小評価してしまう傾向があり、危険です。

最悪を考えて行動しましょう。

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