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6.ペットのための

  地震対策

新潟県中越地震では、ペットと離ればなれになる避難所生活を避けて自宅近くで車中泊を続けていた女性が、エコノミークラス症候群で死亡するという痛ましい事故も発生しています。

①.地震によるペットの被災

火傷や怪我をする。 迷子になる。 飼い主が飼育出来なくなったり、離れ離れになる事での心理的負担や飼い主とペットの同行避難による周囲とのトラブルが発生します。

 

②.準備するもの

ペットを飼っている方は、ペット用の備蓄品・非常持出袋も忘れずに。

 餌・飲料水 

ペットフード :保存がきき、食べ慣れているものを。予備の食器も一緒に、最低でも1週間分以上の準備。       

 名札・鑑札 

飼い主の氏名・連絡先を記入。年齢、病歴、ワクチン接種の有無も。       

 医薬品 

常備薬、消毒薬、ガーゼ、包帯など。応急処置の方法を獣医さんに聞き、メモを。       

 ペット用品 

リード、首輪、ケージやキャリーバッグ(バスケット)、ぺットシーツ。 

家族の備蓄品の保管場所に、一緒に予備のペット用品があると安心。       

 その他 

捜索用のペット写真、古新聞、タオル、飼い主の匂いのするもの (飼い主と離れて暮らす時、ペットを安心させるため)

  -ABA 防災マニュアル 2023  p10 -

③.日ごろ心がけること

*預け先を見つけておく

遠方に預かってくれる方が事前に見つけられれば大変素晴らしい。ペットを飼っている親類や親友などと、被害のない方がペットを預かるというように、お互い助け合う形で約束しておくと安心です。

預け先に迷惑をかけないよう躾けをしっかりし、健康管理の仕方などメモを準備します。

*ワクチン・予防接種

感染予防のため、必ずワクチン接種と狂犬病の予防注射を行いましょう。

*名札・鑑札をつける

離ればなれになったペットを見つけやすくし、飼い主を証明できる名札や鑑札を必ず付けましょう。飼い主であることを証明できないと、たいへん困ることになります。

④.ペットと一緒に避難するには

災害時は車の使用はできませんので、ケージやバックでの移動に慣れさせておきましょう。

避難所では他の人の迷惑とならないように管理して下さい。

⑤.避難所でのペットの扱い

多種多様の価値観を持つ人が共同生活を行う場では、ペットの飼育をめぐるトラブルが発生しがちであり、動物アレルギーの人がいる可能性も考慮 し、居室部分へのペット持込は一般的に禁止されます。

飼育及び飼育場所 の清掃は、飼い主が全責任を持って行なって下さい。

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