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2.水害時の避難は

避難方法にもいろいろあります。

マイ・タイムラインを作って、避難先​や避難手順をあらかじめ検討しておきましょう。

​垂直避難もあります。

◆水害時には、低地にあるため避難所にならない学校なども少なくありません。確認しておきましょう

①.垂直避難 (自宅退避)

浸水しても流失の怖れはないと思われる地域や、道路が川のようになった場合、夜間で避難所へ避難する道中がかえって危険と判断される場合などは、自宅や隣接建物の2階以上の高いところへ避難しましょう。

②.指定避難所へ水平避難 (立ち退き避難)

市区町村が指定している学校などの避難所に早めに避難します。

③.知人・親せき宅などへ水平避難 

(立ち退き避難)

安全な地域に住む知人や親せきの家などに避難します。

④.「広域避難」

東京都・江東5区などでは都境を超える「広域避難」 を計画する方針です。想定浸水深10mというほどのところもありますから、大変なことです。当地では3m以上の想定浸水域は稀ですが、東京からの受け入れが必要になるかもしれません。

  -ABA 防災マニュアル 2023  p28 -

(遭難事例)  2009年8月、台風9号で発生した兵庫県佐用町水害では、佐用川支流の幕山川沿いの町営団地に住む3家族11人が、夜8時過ぎに豪雨の中を小学校に避難しようとして遭難しました (8人死亡、1人不明) 。 

気象庁の Tenki.jp 2023.08.06 記事では、洪水などの場合、「建物の上の階に避難すべきか、建物から離れて避難する必要があるのか、命を守るべき行動が違ってくる」 として、以下のように例示しています。

①. 堤防の近くで、川が氾濫すると、建物の流出が想定される場合
②. 建物の最上階の床まで、水が浸水すると想定される場合 (これは2階建てなら最大予想浸水深3m以上に当たります)
.地下室などに水が浸水すると想定される場合
④. 海抜ゼロメートル地帯で、長い時間、浸水が続くと想定される場合
⑤. 山間部で、川の流れの速い所など、建物の流出が想定される場合

こんな場合は、命に危険が及びますので、建物の2階以上に避難する「垂直避難」ではなく、建物から離れる「立ち退き避難」をしてください
とのことです。

日ごろからハザードマップを確認し、ご自宅の危険度がどうなっているかチェックし、いざという場合の避難行動をマイ・タイムラインで考えておきましょう。

◆ 雨の降り方のめやす 一覧表

17 雨の降り方 表.png
17 雨の降り方 注.png
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