top of page

◆ 運転中に地震が起きたら

①.大地震が発生すると

高速道路などスピードの出ている時に大地震に遭遇すると、突然パンクしたときのようにクルマが激しく左右にゆれ、ハンドルをとられるような感じになります。

災害対策基本法により災害が発生した地域において、緊急通行車両以外の車両は通行が制限されたり禁止されます。これは救急車・消防車などの救急活動が円滑に行われるためです。

震度4.5以上の地震で首都高速の入口は閉鎖され全線通行止めになり、安全確認の緊急点検が実施され、緊急点検には3時間程度かかります。

②.運転中に被災したときの行動

急ハンドル、急ブレーキを避け、出来るだけ安全な方法で道路の左側に停止させる。

停止後は、ラジオで地震情報や交通情報を聞き、その情報や周囲の状況に応じて行動する。

◆道路上に車をおいて避難するときの注意点

・道路の左側に駐車。

・エンジンキーを付けたままにする。 

・ドアをロックしない。

・貴重品は車内に残さない。

・連絡先が分るようにメモなどを残しておく。

◆外出時の帰宅について

東京メトロは震度4以上で、首都高速は震度4.5以上で停止・閉鎖し、点検待ちになります。

仕事やお買い物で東京などに遠出をしているときに大地震に逢ったら、安全な場所へ避難した後は、むやみに駅に向かったり移動(帰宅)を開始しないようにしましょう。一斉に行動すると人の集中による群衆雪崩や、道路渋滞による救助活動に障害が生じて二次災害が発生する恐れがあります。

東京都は職場や学校での「3日間待機」を推奨しているそうです。3日は無理でも、むやみに移動しない事が大切です。

★「一時滞在施設」で安全確保と情報収集。(役所庁舎、大規模な体育館、民間企業のエントランスホールや会議室、ホテルのロビーなどに整備され始めています)

★徒歩帰宅者のための「災害時帰宅支援ステーション」「災害時サポートステーション」を利用する (コンビニやファミリーレストラン、ガソリンスタンドなど、徐々に増えているようです。)

  -ABA 防災マニュアル 2024 概要版  p8

◆ 外出中に地震が起きたら

*地下街 地下街は地震に強いが、パニックの発生しやすい環境。停電になった場合、壁づたいに歩けば必ず出口に行き着きます。

*映画館など 暗く閉塞的な場所で、パニックの  発生しやすい環境。シートに身を隠し、バッグなどを頭にのせましょう。

*スーパーなど 商品の落下や、転倒物に注意。買い物カゴをかぶり頭を守る。陳列棚や商品などが転倒・移動してくるので、頭や身体を  守りながら、柱の近くで身体を低くする。

*高層ビル 上層階では大揺れで振幅が2~3m になることもある。高層ビル内では重心を低くして、その場を動かない。窓ガラスが割れる怖れがあるので、窓際から遠ざかる。

*エレベータ 閉じ込め事故が多数発生することが予測されます。すべての階のボタンを押し、停止した階で直ちに降りましょう。

階の途中で停止すると降りられなくなるので、

すぐに非常ボタンは押さない。

閉じこめられたら非常ボタンか非常電話で救助を求め、救援を待ちましょう。

*電車・バス 

走行中の事故の発生も予測されます。急ブレーキ急ハンドルに備え、普段から手すりや吊革につかまるようにしましょう。

急いで非常用ドアコックを開け、線路に飛び降りるのは危険ですから、絶対にやめましょう。

車外に出てしまうと本人に危険があるだけでなく、その人の安全が確認されるまでは発車できないため、運転再開が遅れることにもなってしまいます。

​停電しても数時間は非常用電源があります。

​ホームでは、

・カバンなどで落下物から頭部を守る(看板や

 照明などの落下に注意)
・ホームから転落しないよう近くの柱に移動
・低い姿勢をとり、転倒しないように注意する

     

◆ ビルや地下街で大地震に遭った時

係員の誘導に従って行動してください。出口や階段に殺到しないこと。冷静に。

窓ガラスのそばには寄らない。

天井からの落下物、ガラスの破片、家具や陳列棚などの移動・転倒に注意する。

bottom of page