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3-②.食料・飲料水 は

  ローリングストック法

  3日分から7日分へ。

自宅が住めるなら在宅避難で。1週間分の備蓄をめざそう。

①.ローリングストック法

1週間分の備蓄は大変だと思ってしまいますが、使ったら補充するローリングストック法なら、無理なく備蓄できます。

まず、非常食に限らず、保存の利く食材を1週間分ほど買います。安い時に買いだめすると家計にも良いでしょう。

古いものから順にふだん通りに食べていき、3分の1ほど消費したら補充します。こうすることで、普通の食品でも備蓄食料にすることができ、常にそれほど古くない備蓄が1週間分近くある状態を維持することができます。                    買いだめる食品は消費期限がその期間内に消費可能なものにしましょう。

ローリングストック法は、食料品、飲料水の備蓄の他にも、トイレットペーパー・生理用品・ ガソリンや暖房用燃料など、いろいろな生活用品のストックにも有効です。使う予定のモノを安く先買いしておくだけなので、無駄がありません。

②.食料品の備蓄

一般のご家庭では通常で3日分はあるようです。1週間分の蓄えがあると安心です。

*いわゆる非常食はあまりお勧めしません。大量・長期保存は行政にお任せしましょう。

ご家庭では、保存の利く好みの食品を備蓄食料にしましょう。

なるべく保存期間の長いものを選び、温度・湿度の低い場所で保存する。

調味料 (醤油など) も入れておくと良い。

子供のいる家庭では、レトルト食品など子供が好きな食べ物を保存すると良い。

お年寄りには、柔らかくて保存の利く食品を用意。

「パックご飯」 等は、黒いビニール袋にくるんで、直射日光に当てて温められます。

<保存食に良いもの>

お米、乾麺、ラーメン、スパゲティ、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、缶詰、インスタント食品、レトルト食品、パンの缶詰、パック切り餅、乾燥スープ、サラミソーセージ、ビスケット、カロリーメイト、チョコレート、キャンディ など

  -ABA 防災マニュアル 2021  p6 -

わが家の備蓄チェックシート (PDF)      備蓄日数をチェックしましょう。

 

③.飲料水の備蓄

飲料水は 1人1日 3ℓ、3人家族3日分で 27ℓ、1週間なら 63ℓ。2ℓ・6本入りで3日分なら2ケース半になります。

また、生活用水は 1日 6ℓ も必要です。お風呂の残り湯を大切にしましょう。

ペットボトルのミネラルウォーターは、賞味限が2年ほどあるので備蓄向き。定期的に使って、ローリングストック法で入れ替えればいいでしょう。

給水を受けられるように、ポリタンクなど清潔でフタのできる容器を用意しましょう。

水の保存は直射日光を避けましょう。

浄水器を通した水は塩素の殺菌効果がないので毎日入れ替える。

④.自炊の用意

電気・ガス・水道が正常に使えるようになるまで自宅で自炊の備えを。

カセットコンロ、カセットボンベがあると電気・ガスが復旧するまで自炊できる。

ボンベはローリングストック法で、備蓄して年に何度か使って補充するのが良いでしょう。

ラップを食器の中に敷いて使い、 汚れたらそのまま捨てれば洗い水を節約できる。

ウエットティッシュは、手や食器を拭いたり利用度が高いので多めに用意する。

◆首都直下地震における復旧想定 

*各事業者による復旧目標

 (全ての地域が復旧する目安です)

 水道30日  ガス55日  電力6日

*阪神・淡路大震災時の復旧実績

  水道42日  ガス85日  電力6日

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