大雨・洪水警戒レベル の運用開始

きょう2019年5月29日、気象庁は豪雨災害が予想される際、生き残るための行動を5段階表示する 「大雨・洪水警戒レベル」 の運用を始めました。警戒レベル4で 「全員避難」、5で 「命を守る最善の」 行動、となっており、情報を的確に判断し、自分の身は自分で守る 「自助」、地域で助け合う 「共助」 に重きを置く指針となります。
しかし豪雨予報が発令された場合でも、個々の家庭や事業所などでは、建物の位置や地形、想定浸水深などによって実際にどう行動すべきか必ずしも一律ではありません。この警戒レベル制定の契機となった倉敷市真備町のように、地域全体が平坦で浸水想定深5m以上ということなら、何よりも早期避難が重要ですし、「全員避難」 が意味を持つでしょう。しかし起伏のある地区などでは、低地以外では豪雨下での避難はむしろ危険な場合があります。住民の皆さんが自分で判断することのできるよう、防災意識を高めることやふだんの対策が大切です。そのために、地元の防災会や防災士は従来以上に啓発活動や対策を行うことが求められます。
まず、地域のハザードマップなどを確認し、お住いの地区の特性を把握しましょう。