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ダンボールベッドについて詳しく


きょう2019年3月11日は東日本大震災の8周年です。いま上尾市では市内の市指定避難所について、避難所運営会議を開催し開設訓練を行うよう指導が行われています。避難所用品としてダンボールベッドをという声がありますが、ちょうどそれに関する記事がありましたので要約して紹介します。

( Withnews 2019.03.11 付 伊藤弘毅 (朝日新聞記者) さん記事より)

ダンボールベッドは大阪府八尾市の「Jパックス」水谷嘉浩社長(48)が発案・制作したものです。氏は東日本大震災に遭遇し、避難者が避難所で少しでもゆっくり休めるようダンボールベッドの開発を決意。最初の試作品は200床分を組み立てるのに約30人の従業員が総出で3日かかったそうですが、粘着テープも使わず組み立てられるよう改良し、設営時間を約4分まで縮めました。備蓄時は高さ60cm、幅108cm、奥行き27cmの箱に収まるそうです。価格は1台 7,980円(税別)からです。

東日本大震災では、多くの自治体が「前例にない」との理由で、避難所での段ボールベッドの利用に難色を示しました。避難生活が健康に及ぼすデータを集めるなど行政に働きかけ、2016年には政府の避難所運営ガイドラインに段ボールベッドが盛り込まれ、いまでは32道府県、300以上の市町村と、災害時にベッドを供給する協定を結んでいます。

また水谷さんはその設計図を、業界団体の全国段ボール工業組合連合会に無償で提供することに決めました。災害時に全国にある段ボールメーカーが避難所に届けるベッドの材料を作り、すぐに直接届ける体制をつくるためだそうです。

上尾市では、避難者居室の設営については何の指針もありませんし、予算も備蓄・備品も十分ではありません。大石中学校や大石北小学校ではブルーシートとメンディングシートで設営を行いましたが、それで充分なのかどうかは疑問のあるところです。メンディングシートでなく、せめて巻きダンボールでスペースを区画するとか、ダンボールベッドは高価なので災害時要援護者用に限定するとか、いろいろな検討していきたいと考えます。

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