避難指示での避難はわずか3%

7月の西日本水害では、広島県内だけでも死者・行方不明者が114人にもなっているそうです。広島大学大学院防災マーケティング研究チームが警報や避難指示に市民がどう対応したか、広島市民1000人にアンケート調査しました。
それによると、「大雨特別警報をきいて災害が起こることを意識した」という人が約80%でした。20%もの人が災害を意識しなかった、というのは、伝え方が不十分ということが考えられます。
また、「避難指示を聞いて避難した」という人はたったの3%でした。安全な地域に住んでいる、と思っている人が多いのか、あるいは「避難指示」という言葉の意味が伝わっていないのか。
「避難してください」では切迫感が伝わらない、という声もあります。消防や近所の人が訪問して避難を奨めたので避難した、というケースが多いようです。聞かれています。いずれにせよまだまだ工夫の余地があるということでしょう。 ➡ 避難情報3種の解説